坂本教授推薦文

同窓会からUターンへ

– 私が推薦します –

全国市町村の過疎化対策には種々のアイデアが提案されていますが、中でも地元で開催される同窓会はUターンを促すきっかけとして大変有効な方策です。都会へ流出した方々に同窓会をきっかけに帰郷していただきUターンに導くストーリーは流れとして無理がなくシンプルで効果的な方法です。

昨今、団塊の世代並びに団塊ジュニアの世代を対象に同窓会の宴会をプロデュースする企業が現れておりますが、株式会社タスクの岸本雅弘氏が目指す同窓会支援策は参加者を地元へのUターンに結び着け、まちおこしをしようとするものです。岸本氏の「同窓会支援ビジネス」は東京都の経営革新計画承認支援事業として専門家による厳しい審査を経て選出されております。
私の研究室でも岸本氏と協力して同窓会を地域創生の核として育てていこうという研究を進めています。

現在、我が国における少子高齢化、地方の過疎化問題は顕著であり、地方創生には既存するコミュニティである同窓組織を活用することが、新たなコミュニティの構築に比して効果的かつ有用であると考えております。

岸本氏の「同窓会による地方創生」に協力させていただくとともに、この事業を推薦させていただきます。

坂本 眞一郎 教授

坂本 眞一郎(さかもと しんいちろう)

公立大学法人宮城大学教授
医学博士
経済学博士
日本医療福祉学会会長
日本保健医療学会副理事長
国際ICT学会理事